代理人が身分証明書を発行する際に必要な委任状の書き方

官公庁が発行する身分証明書の発行・再発行・更新などの手続きは原則として本人がおこなう必要がありますが、小さな子供は自分で申請をすることができません。このような場合は、親等の代理人が申請手続きをすることが可能です。代理人が役所に身分証明書の発行を申請する場合には、本来必要な書類のほかに委任状を提出しなければなりません。住民票や戸籍の写しを本人以外の人が申請する場合も、委任状を作成する必要があります。委任する人や代理人が個人ではなくて法人の場合は、自署の代わりに法人の所在地・代表者名と肩書(社長や会長など)・法人の代表者印を記します。

委任状の作成方法ですが、必要事項が記されていれば書式・用紙は特に決められていません。委任状に記載すべき内容ですが、委任する人・される人の住所氏名と自署・捺印、委任内容と日付(委任状の作成年月日)、必要書類の種類と目的です。子供が小さいなどの理由で親等が代理で手続きを申請する場合には、自署の代わりに代理署名をする場合があります。パスポートの申請をする場合に、文字が書けない子どもであれば自署に親が代理で書類に署名をします。

パスポートや国家資格の免許などの発行を申請する場合には、身分証明書や本人の住所・本籍地を証明するために住民票や戸籍の写しを提出しなければなりません。市役所や区役所で住民票や戸籍の写しを発行してもらうために、本人が手続きができなければ代理人が申請をする必要があります。住民票・戸籍謄本の写しを代理人が申請する場合も、委任状を作成する必要があります。基本的に自署以外の欄はひな形をダウンロードして使用することが可能ですが、役所によっては自筆でなければ認めてもらえない場合があるので注意が必要です。

自動車の運転免許証やマイナンバーカードであれば、本人が申請手続きをする方法が一般的です。これに対して小型船舶操縦士の免許証の発行を申請する場合には、ボートスクールや海事代理士事務所に手続きを依頼するケースが多いです。海事代理士に申請手続きの依頼をする場合でも委任状が必要になるので、書類の自署欄に署名・捺印をする必要があります。

代理人が身分証明書の発行を申請する際は委任状が必要になりますが、必要事項が記入されていれば書式や用紙サイズは基本的に自由なので簡単に作成することができます。ただし必要事項の記入漏れや内容に誤りがあると受理してもらえないので、提出前に記載内容をきちんと確認するようにしましょう。